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匂い線香 |
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長時間安定した燃焼をするので別名「長寿香」とも呼ばれました。多種類の漢方香料を調合し、椨皮粉をベースとして練り上げ、細い棒状に成形し、乾燥させた物です。
仏事用のほかに、 ◆渦巻き香 匂い線香の特殊な形態で、12時間以上燃焼を持続させるため、線香を渦巻きに成形した物です。関西が需要の大部分を占め、通夜から満中陰までの49日間、絶やさずに焚き続けます。 ◆香水香 洋風の香水や香料を配合した線香状のお香で香りのバリエーションに富んでいます。配合した香料により洋風のモダンな香りが楽しめます。一般にインセンスと呼ばれる物です。線香状や渦巻き、円錐形のコーンなど様々な形があります。 ◆座敷香 後述の練り香と同様な漢方香料を配合した線香状のお香です。香りは落ち着いた和風で、使いやすいお香として普及しています。
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杉線香・竹芯香(ちくしんこう) |
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◆杉線香 杉の葉を乾燥させて粉末にし、匂い線香同様に成形した物です。香りは杉の葉独特のもので、主にお墓参りなど屋外で使用されます。
◆竹芯香(ちくしんこう) 40センチほどの竹ひごに香料粉末を練り付け、乾燥させた線香の一種。東南アジア各国で生産されています。全体に香りが濃く、しかも竹ひごが共に燃焼するので屋内では使用に適しません。日本を除く東南アジア諸国の寺院で使われています。
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香木 |
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◆角割 香木を木目なりに角割したものです。茶席など火種のある所で空薫など手軽に使うためのものです。直火ではなく、灰を少し介し、焚くというより、加熱する感じで使います。
◆刻み 香木を細かく刻んだ物です。角割・切葉を作った時の破片からも作られます。普通に炊くよりも匂い袋に入れたりお焼香用に使われることが多いです。
◆切葉 白檀の木を薄く輪切りにした物です。紙で包みタンスの中などに入れ、移り香を楽しむ為の物です。木目に対し直角に切っているので、少しもめば右下のようにすぐ細かくなります。分割や刻みのように焚く事も出来ますが、焚かずとも油分が多い所で作るため、常温で長期間十分に香ります。白檀に限らず、お香は低温の加熱でも香り、始めから終りまで、香りが変化しないものが良品です。
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合香 |
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純粋な香木に対し、複数の種類の香料を調合して作るお香の総称です。調合する者の意図が反映され、多くの種類が作られています。
◆練香 香料を調合し、ベースの木炭粉、蜂蜜、梅肉などを入れて練り合わせた直系8〜10ミリの柔らかく湿った丸薬状のお香です。香炉に炭団を埋めて遠火で熱するとゆるやかに香りが出ます。茶道では炉の中の熱灰に置いてゆっくりと加熱します。
◆印香 練香と同様のお香を型で様々な形に成形し、乾燥させた物です。保存が容易で使いやすいお香として作られています。使い方は練り香と同じで、香炉に炭団を埋めて遠火で加熱します。
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